勉強をしようと思っても、何から手を付ければよいかわからない。いろいろな教科や教材に手を出してしまい、やりきることができない。
勉強に関して、こんな悩みを抱えていませんか?
そんなあなたには、「WBS」を使うことをオススメします!
「WBS」という言葉を聞いたことがありますか?
WBSとは「Work Breakdown Structure(作業分解構成図)」の略で、プロジェクトを小さな作業に分解して計画を管理するための方法です。
企業ではプロジェクトを効率的に進めるために使われていますが、実はこれを勉強に活用することができるんです!
WBSを使うと、勉強を細かく整理し、何をいつやるべきかを計画できます。
これにより、テスト勉強や宿題がスムーズに進み、勉強への不安や焦りが軽減されます。
この記事では、WBSがどのように勉強に役立つのかを一緒に見ていきましょう。
計画を立てないとどうなるか
そもそも、計画を立てることがなぜ大事なのでしょうか?
計画の管理と聞くと、やるべきことのリストアップや優先順位をつけるイメージが強いかもしれません。
しかし、一番大事なのは、「今やるべきこと一つ」に集中できることです。
計画を立てることで「今この瞬間」に集中できる
計画がなかったら、なぜ「今やるべきこと」に集中できないのでしょうか。
皆さん、勉強でもなんでも、今何かやりながら「次は何をしないといけないんだっけ?」のように、気が逸れてしまった経験はありませんか?
そもそも、「今何をしないといけないんだっけ?」ということもあるかもしれませんね。
こういった状況は、計画を立てて「いつ、何を、どうやってやるのか」を事前に決めることで解決できます。
目の前に集中することで、勉強の効果もアップ!
「今日は数学をここまでやろう」と決めたけど、途中で英単語に手を出したり、テキストを変えてしまったりした経験はありませんか?
これ、実は勉強の効果を減らしてしまうんです。
やることをコロコロ変えるのは「マルチタスク」と呼ばれますが、マルチタスクでは、切り替えのたびに脳が疲れていくことがわかっています。
つまり、勉強以外のところで疲れをためてしまい、勉強がはかどらなくなってしまうんですね。
WBSを活用しよう!
今やることを決めて、目の前のものに集中するためには、何をすればよいのでしょうか?
その方法の一つとして、WBSを使っていきましょう。
WBSは、大きな目標を小さなタスクに分ける方法です。
これを勉強に活用すれば、テスト勉強や長期の課題を効率的に進められます。
例えば、期末テストの勉強を考えてみましょう。
数学、国語、英語など複数の教科があり、やることがたくさんありますが、WBSを使って「やるべきこと」を細かく分けていくと、どれくらいの作業が必要なのかがはっきりします。
また、それぞれの作業にかかる時間を見積もって、どの順番で進めるかを計画することもできます。
WBSを使うことで勉強にどんなメリットがあるのか、まとめておきましょう。
- 計画の可視化
勉強の全体像が目に見えるようになり、自分がどこまで進んでいるのか、何を次にやるべきかがすぐにわかるようになります。 - 優先順位を整理できる
やるべきことがリストアップされるため、重要なものから順に片付けていくことが可能です。 - 一つ一つのタスクに集中でき、不安や焦りが軽減される
やることが細かく分かれることで、一つひとつのタスクをクリアしやすくなり、進捗が感じられるので安心感が得られます。 - 達成感を感じやすい
小さなタスクをこなすたびに「できた!」という感覚を得られ、モチベーションが高まります。 - 柔軟に計画を修正できる
予定より早く進んだり、少し遅れてしまった場合でも、タスクの順番を入れ替えたり、予定を調整することで柔軟に対応できます。
WBSの作り方:5つのステップ
では、具体的にWBSをどう作ると良いでしょうか?
5つのステップで見ていきましょう。
最初に、勉強全体の目標を設定しましょう。例えば、「期末テストで数学と英語で70点取る」というように、達成できたか判断できる、具体的なゴールを決めます。
次に、教科ごとや単元ごとに大きな課題を分けます。たとえば、数学なら「方程式」「図形」「関数」など、英語なら「文法」「リーディング」「リスニング」などです。
さらに、それぞれの単元を細かく分けます。例えば「方程式」なら「例題1を解く」「問題集のページ20~25を解く」というように、1日にできる量に細かく分解します。
どの順番で進めるのかを考えます。難易度や優先順位を基にして、まずは基礎から応用へというように順序立てて進めましょう。
進んだ部分にチェックをつけて、進捗を管理します。これによって、どれくらい進んでいるかがひと目で分かり、勉強のペースを確認できます。
WBSを成功させるためのコツ
WBSをうまく活用するためのポイントをいくつか挙げておきます。
WBSがうまく作れない、計画は立てられるけどスケジュール通りにいかないなど、困りごとがある際に参考にしてみてくださいね。
- 無理のない計画を立てる
1日にやるタスクをあまり詰め込みすぎず、達成可能な範囲にしましょう。 - 進捗を定期的に見直し、柔軟に対応する
計画が思った通りに進まなくても、進捗を見直して予定を修正する柔軟性を持つことが大事です。 - 目標を小さく設定して達成感を得る
タスクを細かく分けて達成感を味わうことで、モチベーションを高く保てます。
まとめ
WBSを使うことで、勉強の計画を視覚的に整理し、優先順位をつけて進められるため、効果的に学習を進めることができます。
まずは簡単な勉強のタスクからWBSを作ってみて、自分の勉強に役立ててください。
テンプレートやメモ帳を使って、自分なりのWBSを作成し、今日から実践してみましょう!
Cograsでは、独自に作成したWBSツールと、進捗を可視化する仕組みで、みなさんの学びの効果と意欲を促進しています。
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